夏・冬のメリット

夏の日射よけ

Airは、夏の高い日差しほど日射侵入を軽減し室内の温度上昇を抑制します。

冬の保温効果

Airは中空微粒子の働きで窓廻りの温度低下を抑制し保温効果を高めます。

熱負荷計算プログラムLESCOMによるシミュレーション結果

日射熱負荷(南面開口部にAirを貼り付けた場合)

8mm単板ガラス8mm単板ガラス+Air
透過21.8(GJ)12.2(GJ)
吸収2.0(GJ)1.7(GJ)
合計23.8(GJ)13.9(GJ)
※空気調和・衛生工学会 空調システムエネルギーシミュレーション ツールの標準評価法開発に関する研究の報告書モデル建物(オフィスモデル)を対象とするシミュレーション結果

熱負荷計算プログラムLESCOMによるシミュレーションの結果、
南面開口部にて年間40%以上の日射熱負荷削減が確認されました。

各設定条件

図-1 オフィス基準階、平面図
図-2 オフィス基準階、断面図
図-3 空調、内部発熱(在室人員、照明、機器)スケジュール(平日)

冷暖房設定条件

冷房設定温度、湿度:昼間26℃、50%、予冷30分、暖房設定温度、湿度:昼間22℃、50%、予熱30分とする。冷暖房設定条件および内部発熱条件を図―3に示す。なお、予冷、予熱中は外気取入れは行わないものとする。

夏の日射よけ

夏の日射を抑制

中空微粒子の働きで日射の角度により最大で19.3%日射透過を抑制します。

冬の断熱効果

室温の低下を抑制

夏同様、中空微粒子の働きで出射角度が大きい赤外線の流出を防ぎます。 また、冬場の入射角の低い日差しは透過させるので、暖かい日差しを多く取り入れます。

Airフィルムの断熱効果測定

概要

装置内における熱交換器の入口エンタルピー、出口エンタルピー並びに庫内温度を測定し、窓ガラス面から入射する熱量を求める。

結果

  1. Airフィルム貼付前のAirフィルム面とガラス単体面のH/ΔT(1℃下げるのに必要な熱量)の差の割合は、約0.3%でほぼ同じであった。
  2. Airフィルム貼付後のAirフィルム面とガラス単体面のH/ΔT(1℃下げるのに必要な熱量)は、Airフィルム面がガラス単体面に対し12.1%低下した。

結論

ガラス面にAirフィルムを貼付させると、1℃下げるのに必要な熱量が12.1%減少し、断熱効果が確認された。

結露=断熱

通常、結露とは、水蒸気が凝縮によって物体の表面に水滴として付着する現象を言います。
つまり、結露は、空気中から2442(kj/kg)の潜熱を奪うことで発生します。

分光透過率(測定範囲 5μm~25μm

温度測定実験