基本性能
結露抑制
結露を抑制します
冬の保温効果
寒さを軽減します
夏の日射よけ
夏の日差しを軽減します
透明度
透明度85％
飛散防止
飛散防止JIS規格合格品
有害紫外線
有害紫外線99％カット
入射角による日差しカット率
太陽高度と入射角度
- フィルム構成
- フィルム総厚は113μ (剥離紙含む) 88μ(剝離紙無し)
- 剥離紙25μ+糊35μ、基盤材50μトップコート3μ
- 特徵
- Airは糊の中に中空微粒子（エアロゲル）が無数に散布されています。
- 中空微粒子はシリカの殻でできています。殻の内部に空気層が含まれており高い断熱性を発揮します。
- 透明度は85%です。
- UVを99%以上カットします。
- 災害時のガラスの飛散防止としての効果も有します。
- 角度のついた日差しを反射します。
- 透明度が高く、 日の低い冬場は日射を室内に通します。
結露抑制
建材試験センターでの試験結果で室内と室外を20℃差、湿度50％で結露促進試験をしました。
右側がAirです。結露の成長が遅く水垂れしていません。サッシ廻りの汚れ、カビ菌などの発生を抑制し、Airは衛生面でも活躍致します。
紫外線99％カット
Airは有害な紫外線を99％以上カットします。肌や室内の家具、床、壁紙を紫外線被害から守ります。
飛散防止
飛散防止は災害対策として利用されており、
震災の対策、台風の対策、突風の対策、乳幼児の怪我防止として利用されています。
突風と台風は主に風による衝撃や飛来物によるガラス破損を指します。
中空微粒子を知る
MBS (マイクロブラインドシステム)
中空微粒子が日射の入射角で反射と透過を行い、透明なブラインドを付けたような働きをします。夏の高い日差しは遮り、冬の低い日差しは透過させます。
窓に空気層を作るメリット
Airの中に無数に含まれる中空微粒子が結露の抑制を行います。
中空微粒子は寒さの軽減にも活躍をします。
マイクロサイズで何が起こっているか
中空微粒子は日射を反射します。より多くの中空微粒子に日射が当たることにより反射する回数が増え高い効果を発揮します。フィルムを通過する距離が長い斜めの角度で高い効果を発揮するのは多くの中空微粒子に当たり反射を繰り返す為です。
角度の無い日射は中空微粒子に当たる回数が少ない為、多くが透過されます。
どのくらいの耐久年数
一般的な窓ガラスフィルムと同等の耐久年数を有します。
JISA5759の耐候性試験合格品です。
開発エピソード
不可能を可能にするマイクロレベルの挑戦
創業以来、弊社は透明なガラスフィルムで熱処理ができないか、省エネができないかをひたすら考え、辿り着いたのが中空微粒子の活用。
中空微粒子の特徴を活かした高透明なガラスフィルムに仕上がるまで、何度も何度も試作を繰り返し、「中空微粒子フィルムAir」は完成を致しました。
断熱性能を有する「糊」の開発に成功
中空微粒子に着目をしたものの、フィルムのどこに使うのが適切なのかを検討することからのスタートでした。フィルムの基盤材なのか、トップコート部分なのか、中空微粒子を何かに転写して蒸着させるのか・・・。
試行錯誤の結果、糊に混ぜて使うことで一定の熱的性能が発揮されることが確認できました。エアロゲル単体の日射反射率は約28％、平均的に糊の中に中空微粒子を散布することで最大19.3%日射透過を抑制させることに成功致しました。
熱効果と災害対策の両立
糊内に中空微粒子を多く入れれば性能は高くなるが、透明度の低下とガラスとの密着性の低下が起こり飛散防止性能を保つことが難しく、何度も調整を行いました。
夏冬の熱処理を行うこと、透過率を高めて眺望・景観を損なわないこと、災害対策として使えるよう飛散防止性能を有することを主にAirは開発をされました。