Airフィルムの断熱効果測定
概要
| エンタルピーH (kcal) | 温度差: △T (°C) | H/AT(1℃下げるのに必要な熱量) | 庫内温度 (°C) | ||
| Airフィルム 貼付前 | Airフィルム面 | 1.6322R’ | 5.1 | 0.3200 R’ | .6.3 |
| ガラス単体面 | 1.5956R” | 5.0 | 0.3191 R” | 6.2 | |
| Airフィルム 貼付後 | Airフィルム面 | 1.7729R’ | 6.3 | 0.2814 R’ | 6.0 |
| ガラス単体面 | 1.7932R” | 5.6 | 0.3202 R” | 6.4 |
注) 風速:R‘、R”=0.67(m/s) R’=R”
- Airフィルム貼付前のAirフィルム面とガラス単体面のH/AT (1℃下げるのに必要な熱量) の差の割合は、 約 0.3%でほぼ同じであった。
- Airフィルム貼付後のAirフィルム面とガラス単体面のH/AT (1℃下げるのに必要な熱量) は、 Airフィルム面がガラス単体面に対し12.1%低下した。
結論
ガラス面にAirフィルムを貼付させると、 1℃下げるのに必要な熱量が 12.1%減少し、 断熱効果が確認された。

結露=断熱
通常、結露とは、 水蒸気が凝縮によって物体の表面に水滴として付着する現象を言います。
つまり、結露は、空気中から2442(kj/kg)の潜熱を奪うことで発生します。
分光透過率(測定範囲 5μm~25μm)
断熱のメカニズム
- (波長2.5μm~25μm) の遠赤外線は、 日射 (太陽光線) と同様、 電磁波である。
- 遠赤外線は、日射 (太陽光線) と波長は異なるが、 同じ電磁波で透過・反射や屈折などの作用は同じである。
- よって、 演繹的に推論すると日射 (太陽光線) と同様、入射角により透過率が異なり、 断熱性が向上すると考えられる。

測定: フィルム面から入射・表面反射測定
赤外分光光度計
製造者: 日本分光株式会社
型番:FT/IR-6600
仕様
波数範囲: 4000cm-1から350cm-1まで
分解:4cm-1
KBrプレート法、
一回反射ATR (Ge、 ダイヤモンド)、
簡易型顕微IR
28° 入射マイケルソン干渉計
| ガラス単体 | Airフィルム | |
| 反射率 (%) | 13.3 | 24.2 |
Airフィルム面の反射率は、 ガラス単体より約10%以上大きい。 日射遮蔽と同様の反射効果があることが分かる。
温度測定実験

住所:山梨県南都留郡山中湖村山中で測定
窓の向き:南・2.16㎡ 窓ガラス:FLガラス
測定期間:令和4年2月6日 ~令和4年2月10日
測定実施状況
a・室内 ; 密閉
b・空調機設定:25℃
c・外気条件は、 東京管区気象台観測原簿採用 (山中湖)
Airフィルム貼付後の空調機の稼働時間は、 外気温が0.3℃低いにもかかわらず貼付前に対し減少されることがわかる。
空調機の稼働時間は、 Airフィルムを貼付させると、 貼付前に対し 21.0%減少され、 Airフィルムの断熱効果が確認された。
